コーヒーのフードペアリングを知って、お土産選びやおもてなし上手になろう

お土産や差し入れを持っていくときに役立つのが、コーヒーのフードペアリングの知識です。
飲み物とフードの組み合わせが良いと、より美味しく味わえるし、何より周囲の人たちに喜んでもらえそうですよね。
そこで今回は、私自身もいろいろ試しながら、フードペアリングの基礎知識をシェアします。
これであなたも、手土産選びやおもてなしの達人になれますよ。
コーヒーとフードには相性がある
コーヒーを知れば知るほど、味わいの多様さに驚かされます。
昔は深煎りのコーヒーしか知らなかったけれど、もう少しマイルドな中煎りもあったり、最近は酸味が特徴の浅煎りコーヒーも好きになりました。
なので、コーヒーの個性に合わせて相性のいいフードやお菓子を合わせる=フードペアリングを楽しみたいと思うようになったんです。
では、どのようにフードペアリングをしていけばいいのか、2つの着眼点からご紹介しますね。
コーヒーの風味や濃厚さに合わせたフードペアリング
フードペアリングの軸となる考え方は、似たものを組み合わせて味わいを増幅させる、ということです。
コーヒーは、焙煎の度合いによって濃厚さが異なりますよね。
浅煎りから中煎りはさっぱりしていますし、深煎りは濃厚でコクや苦みがあります。
また、ブラックコーヒーなのか、ミルク入りのコーヒー(カフェオレやカフェラテ)なのか、もしくはエスプレッソなのか。
という部分も、濃厚さや舌触りのまったり感などに違いがありますね。
では、上記に挙げた観点から、コーヒーとフードの組み合わせについてご紹介しますね。
浅煎り〜中煎りのコーヒー
さっぱりしていて酸味もあるコーヒー。
軽めの食感のケーキやフルーツ系のケーキ、フルーツジャムが合います。
深煎りのコーヒー
苦みがしっかりしているコーヒー。
フードやお菓子もこってりしたものが向きます。
クリームを挟んだケーキやパウンドケーキ、シュークリーム、チーズトーストなどを。
ミルク入りのコーヒー
ミルクの甘みとコクが際立つコーヒー。
同様に、乳製品を使ったケーキやフードがおすすめ。
クロワッサン、キャラメルケーキなどが合います。
エスプレッソ
苦みの強いトロッとした舌触りのコーヒー。
ザッハトルテやガトーショコラ、ナッツタルトなど濃厚なものを合わせて。
酸味に合わせたフードペアリング
コーヒーに含まれる酸味には、さまざまなフレーバーがあります。
フレーバーの種類を知り、同じ風味のフードやお菓子を合わせると、ちょっとツウな感じのフードペアリングになります。
酸味の度合いや有無は、産地ごとの特徴と紐づけることができます。
(といっても、同じ産地でも豆の種類ごとの個性がありますので、一概には言えません。参考の目安としてくださいね)
中米地域のコーヒー(コスタリカなど)
酸味が爽やかで、フルーティーなもの、もしくはチョコレートっぽいフレーバーのコーヒーです。
オレンジピールやレモンなど柑橘フルーツを使った軽めのケーキを合わせて。
南米の高地(コロンビア、エクアドル)
チョコレートのようなフレーバー。酸味もコクもしっかりしているコーヒーです。
チョコレートを使ったお菓子が合います。
南米の低地(ブラジル)
酸味は控えめで、ナッツ系のフレーバーが特徴のコーヒー。
アーモンドやクルミなどナッツを使ったタルトや焼き菓子、バタートーストなどに。
アフリカ(ケニア、エチオピア)
フローラルで華やかな酸味があるコーヒー。
ブルーベリーやチェリーのマフィンなどベリーを使ったお菓子にあいます。
いかがでしょうか?
酸味がしっかりしているコーヒーもあれば、酸味が控えめなコーヒーもありますし、酸味にも、フレッシュで軽めの酸味と甘く熟した果実のような酸味など、個性があります。
豆を購入するときに、味わいがどのような言葉で表現されているかをチェックして、フードやお菓子を選ぶといいですよ。
カフェやお家でフードペアリングを実践してみた!
それでは、私が実際に実践したフードペアリングの感想をレポートします。
フードペアリングを身につけるには、豆を数種類から選べるカフェで試してみるのがおすすめです。
あるいは、テイクアウトしたお菓子に合わせてコーヒー豆を買ってみるなど、つねに組み合わせを意識してみてください。
YOUR DAILY COFFEEでフードペアリングを実践
エチオピア産コーヒー(浅煎り)×レモンのパウンドケーキ
YOUR DAILY COFFEEというカフェでフードペアリングをしてみました。
こちらのカフェでドリップコーヒーを注文すると、3種類のコーヒー豆から選ぶことができます。
レジの横にお菓子のショーケースがあって、焼き菓子も数種類(いつも5〜6種類はあると思います)並んでいます。
そのほかにも、プリンやアフォガード、ホットサンドなどがありますので、その日のコーヒーに合わせてフードペアリングを楽しめると思います。
まずはお菓子から選ぶことに。
チーズケーキやシフォンケーキにも目がいきましたが、レモンのパウンドケーキを選びました。
これに合うコーヒー豆を、ということで選んだのが、エチオピアの浅煎り。
爽やかな香りと柑橘のやさしい酸味が特徴のコーヒーです。
レモンを使ったケーキの甘酸っぱさと、コーヒーの爽やかな酸味がベストマッチ!
しっとりした滑らかな口当たりのパウンドケーキと、浅煎りの軽やかさも合っていました。
これは揺るぎない組み合わせですね。
柑橘どうしなので、選ぶ際にも迷いませんでした。
同じキーワードを持つお菓子とコーヒーを選べば、美味しさが広がること間違いなしです。
Cafe Obscura(カフェ・オブスキュラ)でフードペアリングを実践
ナッツ系のブレンドコーヒー(中深煎り)×チーズトースト
Cafe Obscura(カフェ・オブスキュラ)というカフェでオーダーしました。
こちらのカフェは焙煎所が運営しているカフェで、ドリップコーヒーは、オリジナルのブレンド2種類(フルーティー系/ナッツ系)と、シングルオリジン6種類から選べます。
お昼時だったので、チーズトーストを注文。
5枚切り?くらいの食パンがトーストされ、上にチーズがとろりとのっています。
そして仕上げに黒こしょうがかかっていました。
お店の方に、チーズトーストに合うコーヒーを聞いたところ、「オリジナルブレンドのナッツ系であれば、チーズの重みとバランスが取れますよ」とのことでしたので、ブレンドコーヒーのナッツ系を注文しました。
すると、うん!あいますね。
ブレンドコーヒーは、その名の通り、バランスよくブレンドされているので、苦すぎず、渋すぎず、酸味は控え目で、全体的に丸みを帯びた味わいです。
でも、ちゃんとコクがあるので、チーズにちょうどいいです。
ブレンドコーヒーは、お食事系フードとのペアリングにおすすめかなと思いました。
やはり、味が尖っていないので、食事の味の妨げにならず、名脇役みたいな存在感を発揮してくれました。
ちなみに、別の日にいちごジャムのトーストを注文したときは、ベリー系の酸味があるコーヒーを合わせました。
こちらはベリーつながりで、ナイスなペアリングでした。
メルシーベイクのケーキでフードペアリング@家カフェ
フルシティローストのブレンドコーヒー×バナナケーキ
メルシーベイクでバナナケーキをテイクアウトしました。
メルシーベイクは焼き菓子のお店。
お家に帰ってから、おやつに組み合わせたコーヒーは、815Coffee Standで購入したオリジナルブレンドです。

深煎りの一歩手前、中深煎りのフルシティーローストで、わりとしっかりした味わいです。
バナナケーキは香りがいい!
甘さは控えめで、生地はややしっかり目でふんわりしています。
間にサワークリームが挟んであり、濃厚さと爽やかさがちょうどいいバランスのケーキです。
815Coffee Standのブレンドは、ブラジル、グアテマラ、インドネシアのブレンドです。
苦みや渋みが目立ちすぎず、すっきり飲みやすいコーヒーでした。
もう少しフルーティーなコーヒーを合わせるか迷ったのですが、
主張しすぎないマイルドなコーヒーにして正解。
バナナケーキを包み込んでくれ、味わいに一体感が感じられる組み合わせでした。
まとめ:さまざまなコーヒーでフードペアリングを楽しもう
いかがでしたか?
世界ではさまざまな個性を持つコーヒーが栽培されていて、ここ日本では、ほんとうにいろいろなコーヒー豆が手に入ります。
酸味のあるもの、コクのあるもの、ナッツ系、フルーティーなど、いくつかのバリエーションを用意しておいて、フードやお菓子に合わせてフードペアリングできたらいいですよね。
お土産やギフト、差し入れを持って行くときなど、お菓子とコーヒー豆をセットにしても喜ばれるかもしれませんね。
まずはいろいろなフードペアリングを試してみて、コツをつかんでみましょう。
私はこれから、和菓子やチーズなどでも試してみようと思っています。
そのうちまたレポートしますね☆
それでは今日はこの辺で。
あなたと、あなたの大切な人が、心安らぐカフェタイムを過ごせますように。
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