あると重宝!味にこだわるあなたにフレンチプレスがおすすめの理由。
フレンチプレスを使ってみたいけど、美味しく淹れられるのかな?
簡単に使えるのかな?
手入れはどうなの?
と迷っているあなた。
私はさまざまな抽出器具を使っていますが、最近、フレンチプレスの良さを再認識しました。
そこで今回は、フレンチプレスの魅力についてシェアします。
出張にフレンチプレスを持って行った話。
私にとってコーヒーを淹れることは、時に、気持ちを切り替えるための儀式となっています。
仕事が思うようにはかどらないときや、リフレッシュしたいとき、そのときの気分で
コーヒー豆を選び(数種類を常備)、抽出器具を選び、1杯をていねいに淹れることを心がけています。
コーヒーを淹れることは日常の一部なのです。
ところが最近、出張が3週間続き、コーヒーを淹れることができない状況になりました。
そこで思いついたのが、フレンチプレスを持って行っちゃおう!
という単純な発想・・・。
ハンドドリップの道具を持っていくことも考えたのですが、ホテルだとお湯を細く注げるポットがないので、ドリッパーとポットを両方持っていく必要がありますよね。ちょっと大荷物に・・・。
でも、350ml容量のフレンチプレスなら、それほどかさばらない!
出張中は、心身の健康状態を維持することが大切ですが、私は朝食後のコーヒーを自分の部屋で淹れて、今日も一日、いい仕事をするぞ〜!と気持ちを切り替えることができたんです。
フレンチプレスは使い方が簡単。お店の味を再現できる理由。
抽出器具としてのフレンチプレスの魅力は多々あり、お家でも、出張や旅先でも美味しい味わいを再現できます。
まずは、使い方を一通りみてみましょう。
以下、出張先で撮った写真です。






どうでしょう?
簡単にできそうですよね。
実際に簡単なんです(笑)。
フレンチプレスの魅力をひとつ挙げるとすれば、味わいの再現性の高さ、があります。
わたしはハンドドリップで淹れることも多いですが、フレンチプレスは味がよりブレにくいと感じます。
なぜなら、ハンドドリップは淹れる人の技量やその時のお湯の注ぎ方などによって、味に差が出ます。
ですが、フレンチプレスの場合は、先に写真で紹介したように、使い方が単純なのです。
規定の分量のコーヒー粉に、規定の湯量を注ぎ、規定の時間待っているだけで、ある程度は美味しいコーヒーになります。
(ある程度、と言ったのは、豆の状態も大いに味に影響するからです。そこはコントロールできない部分です)
フレンチプレスでコーヒーを出しているカフェで、もし「美味しいな」と思うコーヒーを見つけたら、ぜひ豆を購入して、お店の人に抽出時間や分量を聞いてみてください。
すると、自宅でも、カフェに近い味わいが出せますよ。
フレンチプレスはスペシャルティコーヒーを淹れるのにもおすすめ!
ちなみに、先の写真を撮影した際に使用した豆は、福岡でよく知られるロースター、ハニー珈琲さんの豆です。
出張先で購入しました。
ハニー珈琲さんではスペシャルティコーヒーを取り扱っています。
スペシャルティコーヒーというのは、味と香り、爽やかな酸味が際立ち、産地だけでなく生産者の顔がわかる高品質なコーヒー豆のことです。
個性豊かなコーヒーとも言えます。
豆を買ったとき、淹れ方を説明したプリントをもらったのですが、そこにはこんなふうに書いてありました。
コーヒーは美味しい味もまずい味も、コーヒーのオイル分に多く含まれています。個性豊かなスペシャルティコーヒーを楽しむ為に、ペーパーやネルではなく金属フィルターを使用することでオイルを漉さずに抽出できる下記の方法をおすすめしています。
それが、フレンチプレスなわけです。
ハンドドリップにも、ペーパーフィルターと金属フィルターがありますが、淹れ方のシンプルさでいうと、フレンチプレスはおすすめできます。
器具一つで、出張先のホテルでも、美味しいスペシャルティコーヒーを淹れることができるのですから!
(もちろん、金属フィルターのドリッパーもスペシャルティコーヒーの魅力を存分に引き出してくれます。とある別のカフェでは、スペシャルティコーヒーを注文した時に、ハンドドリップはペーパーフィルターと金属フィルターから選べて、スタッフさんのオススメとしては金属フィルターだと勧めてくれました)
というわけで、フレンチプレスには、
- 味を再現しやすい
- 金属フィルターにより、コーヒーの個性をしっかり引き出せる
という魅力があることを再認識した次第です。
フレンチプレスの洗い方・手入れのポイントは?
最後に、フレンチプレスの洗い方や手入れについて、使ってみた実感をお伝えします。
フレンチプレスは使用した後、ぬるま湯(プラス食器用の洗剤)で洗い、乾かします。
気をつけたいのは、金属フィルターになっている部分です。
フィルター部分は、表から見るときれいに見えても、器具を分解してパーツを取り出してみると、意外とフィルターにコーヒーの微粉が残っています。


毎回、分解をするのは面倒かもしれないので、2〜3回に1回とか、使用頻度に合わせて洗い方を変えるといいでしょう。
分解するといっても、見ればすぐにわかるくらい簡単です。
ドライバーが必要、とかではありません。
部品を取り外すといっても、缶やびんの蓋を開けるくらいのイメージです。
私の場合、出張中は使用後すぐに洗うようにし、洗剤は使わず、分解もせずに使用。
家に帰ってから、じっくり洗いました。
それくらいの、ゆるーい感じでもなんとかなります。
(もちろん、毎回分解するに越したことはないでしょう☆)
金属フィルター部分のお手入れについて
金属フィルター部分のお手入れについては、もし、目詰まりを起こしている場合は、メラミンスポンジでこすると一発できれいになります。
もしよかったら、以前の記事を参考にしてみてください。ハンドドリップ式の話ですが、お手入れに関しては共通性があります。
関連記事:ドリップコーヒー用金属フィルターの目詰まりをソク解消!お手入れのコツ。
「コーヒーかす」の捨て方は?〈自宅編&ホテル編〉
ちなみに、抽出後の「コーヒーかす」は、自宅の場合は不敷布のゴミ袋などに流せばOKです。
(コーヒー粉は溶けないので、そのままシンクに流さないように!)
出張や旅先のホテルなどの場合は、バスルームの洗面しかないことも多いですが、そんな時は、ティッシュペーパーを2〜3枚重ねるなどして、不敷布がわりに使うといいですよ。もしくは、ティッシュで拭き取る感じでも良いですね。(手が入りきらないのでやりづらいですが・・・)
まとめ:フレンチプレスなら初心者でも美味しく淹れられる
いかがでしたか?
私が感じたフレンチプレスの魅力をおさらいします。
- フレンチプレスは金属フィルターを使用するため、コーヒーオイルを漉さずに抽出できる(コーヒーの個性を思う存分味わえる)
- ハンドドリップの金属フィルターに比べると、湯の注ぎ方が簡単
- 持ち運びにも便利(出張先でも活躍!)
逆に、気をつけたい点としては、
- 抽出したコーヒー液に、微粉が多めに出る。
- 定期的に分解して洗う必要がある
などがあります。
補足として、フレンチプレスで生じる多くの微粉は、カップの底に溜まるので、全部が口に入るわけではありません。
たまに、底にたまっている微粉をかき混ぜて飲もうとする方がいるようなのですが、無理に飲むと粉っぽいので、残しておく方が良いと個人的には思います。
(内蔵に負担がかかりそうです)
最後に・・・フレンチプレスで淹れると、同じ豆でもドリップコーヒーとは違う味わいが出せるので、両方を持っているとその日の気分や豆の個性に応じて使い分けることができます。
もちろん、初めての抽出器具としても、フレンチプレスはかなりおすすめです。
それでは今日はこの辺で。
心安らぐカフェタイムをお過ごしくださいね。
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