甘い&甘くない2層カフェオレの作り方を6パターン実験してみた!

ツートンカラー(2層)のコーヒーっておしゃれだし、なんか美味しそう。
自分でも淹れることができたらいいですよね。
そこで今回は、甘い・甘くない・アイス・ホットという角度から、どんな方法だと2層が作れるのか、いろいろ試してみました。
作り比べてみてわかった、作り方のポイントもシェアします☆
王道の2層アイスカフェオレの作り方
まずは、失敗の少ない作り方からいってみます。
ですがその前に、なぜ2層になるのか?という理由をお伝えしておきますね。
そのほうが、この先の内容が頭に入り、失敗しにくくなると思います。
2層のコーヒーは比重の差を利用している
比重というのは、同じ体積における質量の違いのことです。
具体的にいうと、水は100ml=100gですよね。
じゃあ油はどうかというと、100ml=90〜92gくらい。
同じ体積(100ml)では、水より油の方が軽いんです。
確かに水と油を一緒にすると、油が表面に浮いてきますもんね。
比重を利用する、とは、そういうことなんです。
比重の違う液体を組み合わせているので、混じらずに2層になるのです。
- 上の層は比重が軽い
- 下の層は比重が重い
ちなみに、コーヒーは牛乳より比重が軽い液体です。
2層のアイスカフェオレは、その違いを利用しているんですね。
まずは、ここまで頭に入れておいて……ひとつめの実験結果をご覧ください!
【No1】いちばん簡単で美しい2層アイスカフェオレの作り方
準備するもの
- アイスコーヒー(無糖/インスタントでもOK)
- 牛乳(無脂肪牛乳や豆乳でもOK)
- ガムシロップ10g程度(1包分)
- 氷(牛乳から少し顔を出すくらい)
※カフェオレは、アイスコーヒーと牛乳の量が、基本1対1です。
ミルク多め、コーヒー多めはお好みで調整してみてください。
作り方
- コップにガムシロップと牛乳を入れて、よく混ぜ合わせる。
- さらに、氷を隙間なく入れる。
- 無糖のアイスコーヒーを、氷に触れさせながら静かに注ぐ。
以上で完成です。
美しくセパレートしました☆
ここで、ひとつ疑問が。
飲み物に、氷を入れて冷やし過ぎたくないってこともありますよね。
氷なしでも2層になるのでしょうか?
【No2】氷なしの2層アイスカフェオレ
No1の作り方で、氷を入れずに作ってみました。
そうしましたところ、やはり、ダメでした☆
混じってます。
でも味は美味しいですけどね。
上記からわかったことは。
きれいな2層を作るポイントは3つ
No1の方法は、もっとも簡単で失敗しにくいと思われる方法です。
液体がセパレートしやすくなる3つの条件が揃っているからです。
その条件(下記の3つ)を知っておくと、あとでいろいろ応用が利くようになりますよ☆
①牛乳にガムシロップを入れる
牛乳の比重(下の層)をコーヒーより重くするためです。
なぜなら、比重の差が大きいほど、液体どうし混じりにくくなるからです。
無糖のコーヒーと牛乳は、牛乳の方が重いですが、それほど大きな違いはありません。
なので、牛乳にシロップ(糖分)を加えてよく混ぜ、比重を重くして、コーヒーが混じりにくいようにします。
②氷は隙間をなくし多めに入れる
2層にするには、液体の温度差もポイントになるんです。
牛乳にガムシロ+氷を多めに使うことで、コーヒーが混じりにくく、美しい層になります。
③アイスコーヒーを細く注ぐ
アイスコーヒーを勢いよく注ぐと、牛乳と混じりやすいです。
なので、牛乳を揺らさないように、氷を伝わらせて静かに少しずつ注ぐことが大切です。
以上を踏まえて、牛乳とコーヒを上下入れ替えたバージョンも実験しました。
【No3】コーヒーが下!の2層アイスカフェオレ
準備するものと作り方の手順は、上記No1と同じです。
違うのは、ガムシロップをコーヒーの方に入れること!
グラスにガムシロとコーヒーを入れて混ぜ、氷を入れます。
そして、牛乳を静かに注ぎ入れたら・・・できました!
いかがでしたか?
この通りに作ってみれば、きっときれいな2層カフェオレになると思いますよ☆
とはいえ、実はわたし、コーヒーに砂糖入れない派なんです。
できればガムシロップを使わずに作りたい!
というわけで、次の実験テーマはこちらです。
ガムシロなしで甘くない2層アイスカフェオレを作れるか?
今回は、氷あり・氷なしの2パターンを実験しました。
【No4】甘くない2層アイスカフェオレ(氷あり)
準備するものや作り方の手順は、上記No1と同じです。
ただし、ガムシロップは入れません。
すると、どうなったか・・・?
わ!ちゃんとツートンカラーになってる☆
続けて、氷なしバージョンもやってみます。
【No5】甘くない2層アイスカフェオレ(氷なし)
こちらは、残念ながら完全に混じってしまいました。
No2の、ガムシロ入り氷なしバージョンでさえ失敗していますので、予想はしていました。
この実験からハッキリわかることは、やはり温度差が重要だということです。
コーヒーと牛乳は、基本的には混じり合うもの。
でも、No4のように、氷をきちんと入れて牛乳を冷やせば、ガムシロなしでも2層が作れるとわかりました。
さて、アイスカフェオレの実験が終わったところで、またひとつ疑問が。
ホットのカフェオレでも、2層にできるのか?
結果をご覧ください☆
2層カフェオレはホットでも作れる?
甘みも氷(温度差)もない場合、牛乳とコーヒーは混ざってしまいます。
これは、No5で実証済み。
なので、ホットの場合は牛乳を泡立てました。
泡立てると空気が含まれて比重が軽くなりますので、この場合は、牛乳が上になります。
【No6】フォームド(泡だて)ミルクと温かいコーヒー
準備するもの
- ホットコーヒー適量
- 牛乳60〜70ml
作り方
- グラスに温かいコーヒーを入れる。
- 牛乳を温める(ステンレス製のクリーマーは火にかけられるので便利!)。
- 温めた牛乳をクリーマーで泡立てる。
- 泡立てた牛乳をそっとコーヒーに注ぐ。
完成です!
完全にセパレートはしていない感じ。
牛乳が一定量、下に流れてしまうんですね。
なのでコーヒーの色が、ちょっと薄くなっています。
それでも泡がしっかりしている分、2層感はちゃんと出ていますね。
ちなみに、私が持っているステンレス製のクリーマーは、冷たい牛乳でも泡立てることができます。
なので、アイスの無糖コーヒーに、冷たい泡をのせるのもアリですよ。
ま、カフェオレっていうよりも、完全にカフェラテやカプチーノ的になってますね(笑)
まとめ:3つのポイントを押さえて、2層カフェオレを楽しもう
いかがでしたか?
今回は、王道の2層カフェオレを紹介しつつ、いろいろな実験を試みてみました。
「たぶんこれは無理だろうな〜」と思うことでも、実際にやってみると「やっぱりダメだったわ」とハッキリわかるので(笑)、それもまた、大事なことだなぁと実感。
といきなり話が反れましたが、最後に、2層にするポイントをまとめてみます。
【アイスの場合】
- 牛乳にガムシロップを入れる(下層の比重を重くする)
- 氷は隙間がなく多めに入れる
- アイスコーヒーを細く注ぐ
【ホットの場合】
- 牛乳を泡だてて上にのせる
お家でもつくれる素敵な2層のカフェオレ、ぜひいちど作ってみてくださいね。
LEAVE A REPLY